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ここでは緑の相談所に良くある質問の答えを編集して載せてあります。
栽培環境など一般的でないものについては、相談窓口にメールや電話でお尋ね下さい。
ここでの解答は、南関東(特に神奈川県)で木造一戸建て住宅の環境を想定して書いています。マンションなど高層の環境とはかなり違うことがありますからご注意下さい。
ア行の植物 カ行の植物 サ行の植物 タ行の植物 ナ行の植物
ハ行の植物 マ行の植物 ヤ行の植物 ラ行の植物 ワ行の植物
種まきについて 苗の定植 腐葉土について 用土の再利用法

 ア行の植物
【質問】 アジサイ(地植え)の花数が少ないのですが。
【答え】 アジサイは地植の場合は沢山咲くのが普通です。
 咲かない理由は剪定時期が不適切。(剪定時期が遅かったり、出来た蕾を切り捨てているから)そうでなければ、夏乾きすぎる。ハダニがひどいなどどれかです。 

 剪定を全くしない(花殻は花の下2節で切る)か、または花の着かない枝を5月中に剪定するだけ(他の時期には剪定をしないこと)にしましょう。

 これでは丈が高くなって困るようでしたら、5月中に半分くらいの枝をお好きなところで剪定してください。(もちろんそれから出る枝にはその年花は咲きません)この剪定後に出て来た枝は絶対に切らないこと。
残りの半分は花後お好きなときに。(この分には来年花が着きませんが)
 このように半分ずつ交互の咲かせるようにすれば、それほど丈が高くなることはないでしょう。
日当たりが良く夏乾くようでしたら、夕方水をやってください。
なるべく葉に水を掛けるようにします。ハダニの発生は少なくなります。
 ハダニの発生が酷いときには殺ダニ剤を掛けます。
【質問】 アジサイ(鉢植え)の花が少ししか咲きません。
【答え】 鉢植えのあじさいが咲かない原因の多くの場合夏の間に水切れをたびたび起させていることが挙げられます。夏は十分水をやってください。
鉢皿を下に敷いて、水をためるのも良いでしょう。(ただ夕方までには吸い切れる位の量です)夕方以降も水が残っているようだと根腐れを起こす事があります。

 剪定は花の下2節で切っておきます。
 用土は、通常の園芸用土でかまいません。 ただ、用土によって花の色が変わる可能性があります。植え替えは毎年3月に行います。ハダニには殺ダニ剤を掛けます。

 冬強い寒さに遭わせると、せっかく出来た花芽が枯死してしまいます。
 乾いた北風や強い霜に当てないようにして、冬を越させてください。
【質問】 アジサイ(鉢植え)の丈が高くなってバランスが悪くなります。何か良い方法はないでしょうか?
【答え】 鉢植えのあじさいの丈が高くなるのは、花の後剪定してから伸びてくる枝の先に花芽が出来るため花芽の位置が高いのと、春休眠からさめて新芽が伸びるためです。

 アジサイは水の好きな植物で、素直に咲かせるためには十分水を与えなければなりませんから、必然的に丈が高くなります。

 それでも丈を高くしたくなければ、毎年新しく9月頃挿し木をして、丈の短い苗から仕立て直す方法があります。

 もう一つの方法は、剪定後伸び始めた時と、春の新芽が伸び始めたとき、芽に矮化(わいか)剤を掛けて丈を伸ばさないようにする方法です。

 矮化剤はB−ナインが手に入りやすいです。8月にB−ナインの200〜300倍液を新芽を中心に散布します。春は、4月と5月の2回いずれも新芽が元気に伸びているときに散布して節間の伸びるのを押さえようというやり方です。

 花が咲く時期に近くなって散布すると、花びらの伸びが押さえられますから、蕾が見え始めてからは散布できません。
【質問】 青い色のきれいなアジサイ(鉢植え)の花が買ったときと違って濁った色で咲くようになってしまいました。何か良い方法はないでしょうか?
【答え】 アジサイの青い色を発現するのにはアルミニウムイオンが大きく働いています。用土を或る程度酸性にしてアルミニウムが溶け出し易くしてやることと、窒素肥料が効きすぎないようにする必要があります。

 用土は赤玉土(小粒):鹿沼土:腐葉土:牛糞堆肥を5:2:2:1位の混合比で良いでしょう。鹿沼土はアルミニウムを比較的多く含む酸性用土なので使いたい用土です。

 それからもう少し積極的に土を酸性化し、アルミニウムイオンを供給するために、硫酸アルミニウム(硫酸ばんど)を800倍位に溶かして8月に1度、灌水の代わりに与えます。4月10日頃と4月20日頃同様に与えます。

 4月中頃からは追肥はやらないようにしましょう。
【質問】 ピンクのアジサイの花を買ったのですが翌年は濁った変な色で咲きました。
【答え】 アジサイの青い色を発現するのにはアルミニウムイオンが大きく作用します。
この青と、赤い色素が同時に発色すると濁った汚い色になります。
出来るだけアルミニウムを含まない用土を使うことと、用土をややアルカリに保つことでアルミニウムが溶け出さないようにしてやれば、濁りのない花を咲かせてくれます。
ただ、関東の主要用土である赤土にはある程度アルミニウムが含まれているので、プロが作るもののように、きれいな赤にするのは困難です。

 用土は赤玉土(小粒):腐葉土:牛糞堆肥を6:3:1位の混合比の用土で良いでしょう。これに粒状石灰を1鉢あたり茶さじ1杯(山盛り)くらい混ぜて使います。

 四月はじめに粒状石灰を茶匙半分くらい鉢の表面にばらまきます。

 4月中頃からは追肥はやらないようにしましょう。
【質問】アマリリスの鉢での栽培法は?
【答え】大輪系アマリリスは球根が大きくなります。直径12〜15Cmに成りますから、10号の懸崖鉢(直径より高さが大きい鉢)で栽培したいものです。
 それが無理でしたら、可能な限り大きい鉢を使いましょう。
 用土は容量比で赤玉土(小粒):腐葉土:堆肥=7:2:1。これに骨粉0.2%を加え、湿りを与えて、半月寝かしてください。(白いカビが生えるかもしれませんが問題有りません)

 植え方はタマネギのような球根の半分〜1/3位が地表に出るような植え方をします。

 置き場所。 霜がない期間は屋外で直射日光下です。日当たりは良い方がいいです。霜が降りるようになったら、屋内に取り込み、出来れば日中だけ、日当ててやります。(霜に当たらないような温度を保てば常緑です)

 水やり。 普通の植物と同じ。乾いたらやる。
 肥料。 割合に多肥栽培です。屋外に置いてある期間、肥料を切らさないように管理しましょう。

 植え替え。 上記の用土の場合は、2年に1度。5月頃が良いでしょう。
 管理温度によって開花時期が変わりますが、花の後温度が10度以上保てるように成ってからが良いです。
【質問】アマリリス(地植)冬越し方は?
【答え】神奈川県はずいぶん冬が暖かく成りました。暖冬の年は、或いはそのままでも、冬を越すかもしれません。
しかし、安全を考えたら、対策をとりましょう。

 地植では球根が地表に出ていることは多分ないでしょう。出ていなければ、霜が来て、葉が痛むまでそのまま置きます。葉が霜で少し痛んだ程度の時、葉を刈り取ります。
 球根が地上に少しでも顔を出している場合は、霜が来そうになったら、葉を刈り取ります。後は、球根が顔を出していない場合と同じ作業です。

 落ち葉、籾殻、など乾いて、断熱効果の有りそうなものを、厚さ10Cm位球根の上に掛けます。球根を中心にして直径80Cm〜1m位の範囲です。

 その断熱材が濡れないように、また風で飛ばないために、そして雪解け水が球根の所に行かないように、ビニールフィルムなどで覆います。

 このシートなどが飛ばないように、しっかり周りに押さえの重しを置きます。

 春には十分注意して新しく伸びてくる新芽がモヤシにならないように注意しで下さい。
 八重桜が咲き終われば、保温材を取り去っても大丈夫でしょう。

 なお、シートで覆って、球根の部分が乾かないかって心配はありません。
湿度は地球から十分供給されます。冬間水をやる心配をする必要はありません。
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 カ行の植物
【質問】 ケナフの種をもらったのですが栽培法など教えてください。
【答え】 繊維作物として有名になりましたが、繊維を取るための栽培法を
お尋ねではなく、鑑賞が目的とお見受けします。
鑑賞を目的とした作り方を書いておきます。
 学名:Hibiscus cannabinus アオイ科フヨウ属
 和名:ケナフ / アンバリアサ
 英名:kenaf/Ambari hemp
 アフリカ原産の一年草
 高さ1.2〜2mになる。土壌条件によっては3m。
 播種後3ヶ月位で開花が始まる。
 生育適温が高いので、十分温度が高くなってから播種する方がいいので、
5月になってから播種した方がいいでしょう。割合に根が真っ直ぐ下りる
ので移植は早期に行う。鉢で栽培するならば10号懸崖鉢に3〜5本。

  栽培は日当たりの良いところで。栽培は比較的容易。

 繊維を取る場合は播種後4〜5ヶ月で収穫。刈り取った茎は水に10〜20
日間浸けてから繊維を取る。
 繊維はジュートの代用として、麻袋や網・ロープなどに使われるほか、
製紙原料として注目されているが、木材パルプから原料を変更するのには
装置の改変に費用が多くかかることと、原料の供給に不安があってて、装置
の変更はされていず、製紙原料としての利用は僅か。

 種子には20%ほどの油が含まれ、食用や灯火用、石鹸などの原料とされる。
【質問】月下美人に実をならせたい.どうしたら良いですか?
【答え】自生地ではコウモリが受粉しています。一般では人工受粉が必要です。また自家受粉しないので他品種の花粉で受粉させます。日本中に多く流布している月下美人はほとんどが挿し木で殖やされたクローンなので自家受粉になってしまいます。他品種を購入してください。受粉後実が付き やがて 赤く色着き熟した果実は他のサボテンの果実同様にたべられます。
ちなみに『トゥナ』はウチワサボテン属の果実。『ドラゴンフルーツ』はサンカクサボテン属の果実です。
又月下美人の幼葉はてんぷらで 花は熱湯で茹でてスライスし酢味噌や三倍酢で食べる事が出来ます。ぬるぬる系で癖が無く結構美味しいので一度試してみてください。
【質問】月下美人が咲かないのですがなぜでしょうか。
【答え】月下美人は大きくならないと花が咲きません。大体1m位の株に育つと花が咲くようになります。春から あるいは不定期にシュートが伸びます。シュートはほおっておくとすぐ2m以上になってしまいます。ピンチして成長を止めると枝葉が出てきて その枝葉のくぼみに花芽がつきます。又大きな植木鉢でゆったりと育てているといつまでも花が咲かない事があります。小さな植木鉢に植え替えてみてください。根を切らない植え替えはいつでも出来ます。

月下美人は近種のクジャクサボテンとは育て方がかなり違います。春から秋の成長期には水と肥料をたっぷり与えます。日焼けする位の直射日光が必要です。梅雨の雨にあてても神経質になる事はありません。但し丁度梅雨頃に花が咲き始めるので蕾が上向きに上がってきたら屋内に入れましょう。外に出しっぱなしで花が咲いていたのに気付かず、翌朝 花が終わりだれっとなっていたら残念です。花が咲くと部屋中に素晴らしい匂いが漂い特別な一夜の夢舞台になります。

病気は余りありませんが冬越しには5度以上の温度が必要です。寒いと体力が落ちて黒い斑点が出る事があります。特に気になる部分は切り捨てます。乾かしぎみにして冬越しさせ 一年中常にナメクジに食べられないように注意します。

開花株は2、3年に一度5月の連休の頃に植え替えをします。用土は市販の普通の花用プランター培養土を使い、植木鉢は中鉢(大きくなっても深さ30CM位まで)を使います。月下美人はサボテンなので根が浅く深鉢は不適当です。上部が重くなり倒れやすくなるので 二重鉢にしたり支柱を工夫して少ない用土で植え込みます。根を3分の1から半分ほど切捨てて支柱を立て用土をしっかり詰め植え付けます。植え付け後一週間から10日の間は水を与えません。根を切ってあるので植え付け直後に水を与えると腐れて枯れてしまいます。その後は普通の水遣りに戻します。

【質問】どうすれば背丈を抑えてコスモス花壇をつくれますか
【答え】コスモスはメキシコ高原原産で明治中頃に日本に渡来しました。春に種を撒き普通に育てると1m〜2m位に背丈が伸び秋に花が咲きます。それを背丈を低く抑えて花を咲かせる為には次のような方法があります。 
本葉6枚の子苗のうちから摘心を繰り返し丈を抑えて大株に作る。
撒種時期を遅らせ7月末に種を撒く。
本来は短日植物ですがある一定時間(約60日)で開花する品種の種を選ぶ。
植物成長抑制ホルモン剤を使う。

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 サ行の植物
【質問】シクラメンを毎年買いますが、買ったときに咲いている花しか咲きません。もっと長く楽しむ方法は?
【答え】シクラメンは4月末頃気温が上がってくると休眠に入ろうとして咲かなくなりますが、それまでは咲き続けるはづです。蕾を普通に持っている、健全な株を買ったなら手入れ次第で、4月中頃までは花が続くのが普通です。

 シクラメンの花を沢山咲かせるこつは、光、温度、水、肥料をうまくコントロールすることです。

 光。 冬でも屋外で直射日光に出来るだけ当てます。もちろん北風は避けて、午前9時頃から午後2時頃まで、天気の良い日には当てます。
 なかなか毎日とはいかない場合でも、週に、4日、半日ずつは欲しいです。直射日光に当てるとグタッとなるのはモヤシに成っているからです。
 買い方の失敗。徐々に慣らしましょう。

 温度。 凍らせなければ平気。暖房のある部屋は避けましょう。

 水。 直接日に当てるときは、「乾いている」「乾いていない」を気にしないで、水をやってから日に当てます。
 日に当てない日は土の表面が乾いたらたっぷり。

 肥料。 窒素、リン酸、カリをほぼ均等に含む液肥を、1000倍に溶かした水を、灌水代わりに、3〜4日に一度。

 その他の手入れ。 一つ一つの花は、終わりかけたら元まで抜きます。葉柄を180〜380度ねじって強く上に引くと元から取れます。もし途中から切れたらピンセットなどを使って元まで取ってしまいます。黄色くなった葉が出た場合も同じです。株の中をよく見て枯れた古葉など残さないように常に清潔にしておきましょう。
【質問】シクラメンを来年もまたきれいに咲かせたいんですけど。
【答え】シクラメンは球根性の植物ですから、来年も咲くのが普通ですが、いくつかの理由で、難しさが伴います。
 その理由をご説明します。それを承知の上で、夏越しに取り組んでください。

 軟腐病と細菌性いちょう病。シクラメンにはこの二つの土から伝染する、やっかいな病気があります。そのためにシクラメンは栽培困難で、庶民が目にすることは滅多にない植物でした。三井戸越農園では昔から栽培しており、三井財閥のご一族方は多分ご覧に成っていたでしょうけど。

 東京オリンピックの頃、農家で使える小型の土壌消毒用のボイラが開発され、それ以後、急速にシクラメンが暮れの定番的鉢物と成っていきました。

 個人でやる場合は、用土をご飯蒸しで蒸せばいいです。

 花が咲き出すのが遅い。 種から育てた場合は6月頃から蕾が上がってきます。暮れに咲くためには、蕾が9月下旬にマッチの頭くらいに育っていなければ成りませんが、古株の場合、いったん休眠に入る準備をするため、休眠させなくても、蕾が出来るのが9月に入ってからで、咲くのは普通1月下旬からとなります。(終わりは温度上昇のためですから一緒です)

 株が乱れる。 種から育てた株は当年は、葉や蕾がでる場所が一カ所ですが、古株になると、三カ所位になり、葉の向きがいろいろな方向を向いて、株が乱れた形と成ります。

 シクラメンの夏越しには生理通り「休眠」させる方法と、「休眠させない」方法があります。休眠させる方が理にかなっているのですが、咲き出しが遅くなります。また休眠から覚ます所に神経が要ります。
 休眠させない方法では、夏涼しく過ごせる環境が必要と成ります。
【質問】今咲いているをシクラメンを来年も咲かせたいんですけど。
シクラメンは球根性の植物ですから、来年も咲くのが普通ですが、いくつかの理由で、難しさが伴います。

【答え】(無休眠で夏越し)
 4月中頃気温が高く成り始めると、シクラメンは新しい葉を出さなく成り、蕾も上がってこなくなります。休眠の準備に入ったわけです。
 こうなり始めたときに、水分を減らすと、素直に休眠してしまいます。
ここでは、液肥の回数を増やし、水もあまり乾かさないようにこまめに管理してください。残った花や蕾もきれいに元から取ってしまいます。

 そうすると、また新しく葉が出始めます。

 暑がらせないように風通しを考えた所を選んでください。
 黄色くなった葉などはこまめに元から取って、球根の周りに腐った植物のかけらなど残さないように、清潔に特に注意します。

 20度を超えるようになったら、強い日に当てないように注意。
 25度を超えるようになったら、日に当てるのは朝9時頃までにしてください。後は明るい日陰に置きます。気温が高くなったら太陽光を取り込む事より、いかに涼しく過ごさせるかを中心に考えます。
 しかし生命の源は、太陽エネルギーです。肥料では代替できません。
葉の材料も大部分は炭素同化作用から得たものです。

 8月に入ったら、植え替えのための用土を準備してください。(使うまで少なくとも、一ヶ月は寝かす)

 9月10日頃この用土を蒸して殺菌しします。(蒸気が上がって約15分)古い鉢を使う場合は鉢も同時に蒸します。(蒸した後すぐ使ってはいけません菌のバランスが戻るまで、約10日雨に当てないように管理する)

 9月20日頃、植え替えます。ざっと土を落として、新しい用土で植えます。 その後の管理は、花があるときと同じ管理で良いです。

【答え】(休眠法で夏越し)
 4月中頃気温が高く成り始めると、シクラメンは新しい葉を出さなく成り、蕾も上がってこなくなります。休眠の準備に入ったわけです。
 こうなり始めたときに、水やりを徐々に減らしていきます。

 これで素直に休眠に入ってしまいます。枯れた葉や花や蕾もきれいに元から取ってしまいます。
 むしり取るような取り方をすると球根に傷が付きそこから腐ります。
ハサミなどで丁寧に切り取りましょう。

 雨がかからない、日の当たらない、風通しの良いところで、鉢に植えたまま、夏を越します。
10日に一度位、鉢の縁に沿って(球根からはなして)20CC位水をやります。この湿りを僅か与えておいた方が、球根が痩せなくて良いようです。

 9月に入ったら、この水の量を少しずつ増し、間隔も詰めます。
 この、目を覚まさせる作業が一番難しいところで、急に水をやると腐ってしまうことが多いです。徐々に湿気を感知させて活動に入らせないと、寝たままの所に水分が供給されるとバクテリアの方が先に活動して球根を食べてしま
います。

 8月に入ったら、植え替えのための用土を準備してください。(使うまで少なくとも、一ヶ月は寝かす)

 9月10日頃この用土を蒸して殺菌しします。(蒸気が上がって約15分)古い鉢を使う場合は鉢も同時に蒸します。(蒸した後すぐ使ってはいけません
菌のバランスが戻るまで、約10日雨に当てないように管理する)

 9月20日頃、球根の植には3カ所くらい新しく芽が出始める様子が見られるはず。それを見定めて植え替えます。ざっと土を落として、新しい用土で植えます。
 シクラメンを植えるときは球根を1/3位地表に出して植えることはご存じですね?

 徐々に水を増やし、新しい葉が出始めたら、後の管理は、花があるときと同じ管理で良いです。
【質問】シャコバサボテンと上手につきあいたいのでその性質を知りたいです
【答え】 シャコバサボテンの生い立ち
  最近市販されているシャコバサボテンの多くが、デンマークカクタスなどと呼ばれる新しい大型の種類のものかわってきました。
これはアメリカや、ヨーロッパで盛んにこの仲間の品種改良を進めている結果です。
 その品種改良の基になっている植物は南米はブラジルのオルガン山に自生するシャコバサボテンとカニバサボテンで、最近の品種はそれらの交配、選抜の繰り返しから作り出された園芸種です。
  シャコバサボテンはサボテンと言っても、ブラジルでも高度1000メートルを越える山岳地帯の湿度の高い霧の流れるような冷涼な所が故郷ですから、自ずと性質も砂漠地帯に生える玉サボテンなどとは違います。
 シャコバサボテンやクジャクサボテンの体は葉とも茎とも言えず、区別も付け難いもので、植物学的には葉状茎と呼びます。しかしここでは便宜上、基の方を茎と呼び、上の方を葉と呼んでおきます。

  シャコバサボテンの性質
 生育適温は15℃〜25℃。28℃を越える高温は苦手、10℃以下の寒さも好きではありません。休眠状態でも5℃以下にしない方が良いです。
 在来のシャコバサボテンに比べ最近の種類は寒さ暑さに弱いようですから、冬の管理には気をつけて下さい。

 花芽が作られるのは九月で、10時間以下の短日が必要です。明るくしておくと蕾(つぼみ)ができません。またその時期肥料が効いていても蕾(つぼみ)が出来難いので、肥料を与える時期にも注意しなければなりません。
【質問】シャコバサボテンを買うときの注意と買ってからの管理方法は?
【答え】・買う時に注意したいこと
 シャコバサボテンの小さなつぼみは環境が変わると落ち易いので、つぼみの大きさが 2.5 Cm 以上になっている株を買うようにします。
 赤系の品種ではつぼみに色が着くくらいの大きさになればつぼみが落ちるトラブルは少なくなります。

・咲くまで−咲いてからの置き場所
◎ 置き場所 7℃以上15℃位の所。5℃以下になる環境で普通に水をやっていると根腐れを起こす心配がありますので、5℃以下になるようならやや乾き気味に管理します。(普通の家の中では7℃位は保たれる物です)
 しかし、乾いた状態で花を咲かせると植物に対する負担が大きくなるので、なるべく7℃以上に保つようにしましょう。また余り温度を高くすると花もちが悪くなるので10℃前後に保ちたいものです。

◎ 光 つぼみがある程度大きければ日光に当てなくても咲く事は咲きますが、花の色が薄くなります。植物のためには週に3日位、1日3〜4時間は日光に当てた方がよいでしょう。

◎ 水やり 7℃以上の温度が保てれば「乾いたらやる」という原則にしたがいます。

◎ 肥料 やりません。

・花が咲き終わったら(四月中旬まで)
◎ 置き場所 5℃以上20℃位迄の所。冬は空気が乾くので、空中湿度を高く保つようにし、やせるのを防いでやると、春からの生育が良くなります。例えば保温ケースなどにいれ最低温度を10℃前後とし、湿らせた布などを一緒に置くなどの方法で湿度を高く保ってやります。

◎ 光 やせてしおれていなければ(葉が厚くふくらんで葉脈が浮き出ていない状態)、週に3日位、1日3〜4時間日光(直射)に当てます。

◎ 水やり 7℃以上の温度が保てれば「乾いたらやる」という原則にしたがいます。
5℃以下になるようならやや乾き気味に管理します。

◎ 肥料  7℃以上保って、適度に日に当てるなど良い環境で管理し、シャコバサボテンの体がやせていなければ、液肥を薄く溶かした水を月に2回程度与えます。温度が低いなどで休眠状態で冬を越させている株には与えません。
【質問】シャコバサボテンの夏までの管理が大切と聞きますが管理方法は?
【答え】春〜初夏までの管理(四月中旬〜六月下旬)
 この期間に十分肥培し植物体を作ってしまうのがコツです。
◎ 置き場所 朝の温度が5℃以下にならないようになったら外に出します。
 木の枝など植物の上を覆う物のが無く、午前中3〜4時間日の当たる所。涼しい場所が良く、直接コンクリートの上などは乾いて温度が上がるので避けます。

◎ 水やり 用土の表面が乾いてきたらやります。(湿っている内に次の水をやるような事をすると根腐さりを起こします)雨が2〜3日続く時は軒下など雨のかからない所に移します。

◎ 肥料 大切です。バランスのとれた(含まれている有効成分の内、チッソ、リンサン、カリの割合がほぼ同じ割合の物)肥料を濃すぎないように、また肥料切れを起こさないように施します。例えば、水に溶かして使う肥料を定められた濃度に溶かし(有効成分がそれぞれ10 %づつ含まれている肥料で1000倍程度)、10日に1回位水の替わりに与えます。

◎ 刈り込み 外に出す時、4〜5節で刈り込んで(節の所で切る事。節の中間で切ってはいけない)から出します。
 これは株の形を整えるために行う事で、せんていをしないで長く伸ばし、垂れ下がるようにすることもできます。
 用土が腐っていたり、鉢が小さいなど植え替えなければならない状態の物は植え替えてから外に出します。「植替え」の所を参照してください。
【質問】シャコバサボテンの夏から秋取り込むまでの管理方法は?
【答え】夏の管理(七月〜八月)
◎ 置き場所 屋外でなるべく涼しい半日陰の所。冷房装置の屋外機の影響がある場所は注意。梅雨期は雨のかからない所に移す。

◎ 水やり 用土の表面が乾いてきたらやります。

◎ 肥料  やりません。

 秋の管理(九月〜十一月)
 九月の末にはつぼみが見えてきます。寒さがくるまで屋外で管理し、つぼみが充分大きくなってから取り込みましょう。つぼみが3Cm前後より小さい時に環境を急に変えると、つぼみが落ちることがあります。

◎ 置き場所 屋外。半日位日の当たる所。秋の長雨に当てないように。
 短日条件下で花芽が作られるので、夜明るい所は避けて下さい。
 外灯や門灯などの光に当たっているとつぼみが付きません。

◎ 水やり 用土の表面が乾いたらやります。つぼみが付くまでやや乾燥気味に管理します

◎ 肥料  やりません。

◎ 注意  九月に入っても新しい葉が出てくるような株は肥料を遅くまで施しすぎたためで、花付きが悪かったり、全く付かなかったりします。九月になって出てきた新しい葉は取ってしっまった方が良いです。

◎ 取り込み 朝の温度が7℃位まで下がるようになったら屋内に取り込みます。
 その時つぼみが3Cmより小さいとつぼみが落ちる恐れがあるので、寒波などが来て温度が下がりそうな夜だけ、暖房の無い屋内に取り込み、日中はこれまでどうり屋外に置き、つぼみの大きくなるのを待ちます。
【質問】シャコバサボテンの植替えの方法は?
【答え】  植替えの方法
 植え替えが必要な場合。
○ 植物体の大きさと、鉢の大きさのバランスがとれなくなった場合。
○ 植替えをしない管理していたたため、用土の中の腐葉土などが腐って、水排けが悪くなってしまったり、用土が酸性になったり、或いは根詰まりしている場合。
○ 大きな株に仕立てたい場合。

◎ 用土 通気性が良く、ある程度肥料を保持してくれ、PHが中性に近く、腐り難い物であれば何ででも出来ますから、手に入り易い材料を使って下さい。

 腐葉土は温度の低い間は良い材料なのですが、夏急激に分解して根腐れを起こし易いので、ピートモスの方が優れているようにおもえます。
  例 赤玉(みじんを抜いた中粒)  4
    日向砂(みじんを抜いた小粒) 3
    ピートモス(粗い程良い) 3
 赤玉土の質は大変に重要で、崩れ難くしかも適度に軟らかい物。
日向砂の替わりに「焼赤玉」でもみじんを良く除いた桐生砂でも良い。
 桐生砂は洗って泥気を抜いて使います。
 ピートの替わりにクリプトモス(杉や檜の皮を細かくほぐしたもの)が使い易いです。
容量比で上記割合に混合。材料が乾いていると分離してしまうので適度に湿らせて混ぜる。

◎ 時期 四月。
◎ 鉢 素焼き鉢が良い。素焼き鉢は夏根腐れが少ないので良い。必要以上の大鉢は厳禁。
◎ 方法 地上部は茎を4節位残し節の所で切る。根は鉢を抜いた時、細根は取れてしまうので、腐りかかった所を取って植え込む。
【質問】シャコバサボテンの殖やし方は?病気などについては?
【答え】 殖やし方(挿し木)
◎ 時期 15℃以上あれば何時でも可能ですが、管理の仕易さなどから考えると、4月に親株を屋外に出す頃がよいでしょう。
◎ 方法 葉を3節の長さで切り、下1節を水苔でくるみ輪ゴムなどで止めておきます。
 これを幾つか作り、そのまま鉢の中に立てておき、根が出てから3〜4本を1鉢に植え込みます。
 十一月に挿し木し、冬の間温室で管理すれば、1年で鉢物として使える程度の大きさになりますが、四月からでは秋までにあまり良い鉢物迄は育ちません。

 病 気
 あまり病気の種類は多くありません。根腐れだけが問題でしょう。
 根腐れには原因が2通りあり、一つは通気不良や、高温による障害(酸素不足や高温による生理的な障害など取り混ぜて)。
二つめはフザリュウム菌によるもの。これらの被害を避けるためには、通気性の良い材料で植える事と、水やりに注意し過湿にしないことです。

 根腐れが起こると、水不足のように茎や葉が痩せ、時には葉が取れる事も起こります。
 ひどくなった場合やフザリュウムによるものは早めに健全な部分を取って挿し木し株を更新する事です。
 葉を切ったとき葉の中心の葉脈にさび色したシミが見える場合は、シミがある部分は病に犯されている証拠ですからそれより上の方のシミの無い部分を使います。

 害 虫 かいがらむし、なめくじ、だんごむし、程度です。
【質問】 庭に植えてあるすいせんがさっぱり咲かなくなりました対策は?
【答え】 多分日当たりが悪くなったためでしょう。周りの木が茂って日当たりが本当に悪くなった場合は文字通り日当たりが悪いわけですが、その場所としては日当たりが良くても球根が増えすぎて、お互いに日陰にしてしまうことも多いです。これも結果としては日当たりが悪いわけで、葉が枯れた後掘り上げ分球して、間隔を取り直ぐに植え付けます。3年に一度はその必要があります。
 すいせんの球根は乾燥することを嫌います。直ぐに植え付けてください。
 又、花が咲いた後葉が伸びてじゃまになるため、切ってしまったり、葉を縛っているお宅を良く見受けますがこれの日当たりが悪くなったことと同じです。花の咲きかたが悪くなる原因の一つです。
【質問】 すいせんも葉が枯れたら掘り上げて乾燥し、秋まで貯蔵するのですか?
【答え】 ノーです。地植の場合、自然に葉が枯れたら3年に1度位の割合で掘り上げ、分球して、大きな球根だけ間隔を取って植え付けます。乾燥はしません。掘った日に植えてしまいます。
 すいせんの球根は乾燥が好きではありません。乾燥に耐えるだけです。
 乾燥しておくと「乾腐病」という病気が出て、ダメになる球根がでることと、発根が早い球根で8月後半に出始めます。又球根の一部の根は完全枯れきらず残っています。
 こんな性質から、掘り上げ乾燥はしない方が良いです。
 鉢植えや、プランター植の球根は葉が枯れた後毎年掘り出し、土を替えて直ぐに植え込んでしまいます。
【質問】 春あんなに元気だった西洋クモマグサ、梅雨が明ける頃には溶けてしまいます。なぜでしょうか。どうすれば来年も元気に咲きますか?
【答え】  南関東で言えば、6月下旬には、気温25〜27度、湿度80%以上
なっていう日が続きます。

 このころになると、西洋雲間草は普通でしたらびっしり鉢に盛り上がった状
況だと思います。
 しかし、その盛り上がりを分けて見てください。茎の下半分の葉は蒸れて黒
く枯れていると思います。このまま置けば6月の末には倒れて枯れるでしょう。
 此の、枯れかかった葉に灰色黴病が発生して、茎まで枯れます。葉が盛り上
がるようにあるためと湿度が高いので萎れが分かり難く、気が付いた時には救
ようがないほど茎が腐ってしまうので「溶けた」と皆様仰います。

 6月中頃、植え替えてやれば、まもなく元気に新しい芽が伸び始ます。

 植え替え方ですが、まず花が咲いた花茎など上の方は刈り込みます。
茎の途中から新しい芽が出始めているのが分かると思います。その位置まで
切り戻すのです。

次に、鉢から抜いてそっと8等分位に分けます。
その一つを今までの鉢に植えます。(植物の量が1/8〜1/10になるように)

 植え付ける深さは黒くなった葉、プラス黄色くなった葉まで用土の下になる
ように深く植えます。その変色した葉の部分は赤玉土の小粒で埋めます。
こうするとその茎の部分から発根します。

 そのまま来春まで管理しても良いですが、秋の彼岸頃もう一度植え替えをし
た方が良いです。
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 タ行の植物
【質問】チューリップを鉢で作るのですが、全部が揃っては咲かない事が多く困っています。
【答え】チューリップを咲かせる上で気を付けたいことは、病気にさせないことです。チューリップの球根の中には植え付ける前から、葉も花も全て出来上っています。(市販されているような大きさになっている場合で、プランターなどで植えて小さくなっしまった球根には花がありません。お間違えなく)ですから、病気さえ出さなければ、ちゃんと咲くはずです。

 植え付ける前にする準備。

 球根の周りの茶色い皮を、剥いて取ってしまいましょう。このとき、球根の肌を傷つけないように注意してください。
 球根を殺菌しましょう。ベンレート水和剤の2000倍液に30分位漬けで洗わずそのまま植えてしまいます。

 植え付け方。
 1/3位球根が地上に出るように植えます。少なくとも芽の出る部分は地上に出しておきます。(球根の先端は多くの場合つぶれいて、そこの灰色カビ病菌が付いていて、出てきた葉の先端から進入するのを避けるためです)(地植で深く植えるとこれは問題にはならなくなります)

 管理方法。
 水やりを忘れないこと。土を強く乾かさないよう注意し、冬でも少し乾いて来たら水をやります。芽が伸びてくるまで、日に当てる必要はありません。どちらかといえば日向ではない方がいいです。
 芽が伸び始めたら、日向に出してください。日陰に置くと軟らかくなって咲くときに曲がったりします。
 1月半ば迄はハウスや家の中など暖かいところに持ち込まないでください。
十分の寒さに遭わないとうまく咲けません。
 芽が伸び始めても、早く咲かそうと、暖めるのは22度までにします。
25度を超えると、蕾が中の方で死んでしまいます。
 特に肥料は要りません。下手にやるとうまく咲きません。
【質問】チューリップを花壇に植えた場合は毎年掘り上げなければならないでしょうか?
【答え】一概には言えませんが、普通の花壇では次に植える物との絡みがありますので、原則掘り上げになるでしょう。
 普通の花壇ではなく落葉樹の周りなど掘り返されることの少ない所に植えて毎年掘り上げないような方法の方が自然風で良いと思います。
 この場合は深さを深くしますよう。25Cmくらい深く掘って植え付けます。初年度は1本咲きますが、翌年からは3本位一ヶ所から出てくるようになります。その後は一年おきに一本位づつ増えていくことになります。
 浅植するとこのようには成りません。植えっぱなしをするので有れば深植してください。
【質問】ツツジがうまく咲きません。原因は?そしてその対策はどうしたらいいでしょう?
【答え】ツツジが(サツキも含めて)咲かない主な理由には次の三つがあります。実際にどれが原因かは側にいらっしゃる方が判断してください。

 原因1 日当りがたりない。
 6月から9月に掛けて、少なくとも1日2時間は直射日光が欲しいです。
 庭木が生い茂って陰になってはいませんか?

 原因2 せんてい時期が悪い。
 咲き難いツツジでは、せん定をしないか、花が咲いた直後以外はせん定しないでください。
 普通の場合、せん定されるとその後脇芽が伸び、それが充実して、9月には先端に花芽を作ります。せん定が遅れると、花芽を作る時期までに、花芽を作れるほど充実するのに必要な時間が足りなくなります。

 或いは、花芽が作られてから、せん定されてしまう場合も多いです。
 11月頃植木屋さんが入るお宅では、多くの場合花芽の着いた先端を切り落とされてしまいます。

 ツツジのせん定は、5月中に済ませてください。
 サツキでも6月10日までにすませるように気を付けてください。

 原因3 芯喰い虫が喰ってしまう。
 6月の中頃と8月の中頃芯喰い虫が先端の芽を食べます。そうすると、遅くなってせん定したのと同じ事になります。
 6月下旬芽先の葉1〜2枚が枯れて赤くなるのはこれが原因。
 9月はじめに細かい新しい葉が出てくるのは、芯を喰われて、新しく芽が出てきた証拠。
 スミチオン乳剤を6月15日頃と8月20頃丁寧に散布しましょう。
【質問】ツツジの葉が白っぽくなって元気がありません。原因は?
【答え】原因は3つ考えられます。
原因1 グンバイムシの被害。
 この虫は長さ3mm位で透明な羽に茶色の模様がある羽を持っていて、平べったい虫です。この虫が葉裏から針を刺して樹液を吸いますがそのため、針を刺部分の葉の組織が壊れ白くなります。これを無数にやられるので、葉全体が白なります。
 グンバイムシは少数は冬でも見つけることが出来ますが、主に5月から10月に活動します。
 次のハダニとよく似た葉の症状に成りますが、グンバイムシは居れば見つ易いです。また葉裏に黒茶褐色のシミが点々と見られる場合は、グンバイムシの被害と考えて良いでしょう。これは、グンバイムシの糞による汚れです。
 スミチオン乳剤の葉裏への散布で駆除できます。

原因2 ハダニの被害。
 ハダニの被害もグンバイムシの被害によくにています。ハダニが葉裏から刺しからで、被害の受け方は同じです。
 ハダニは小さく、慣れないと見つけられないかもしれません。ハダニでは葉裏にシミは出来ません。葉裏に白い粉のような(ふけのような)ものが見られることもあります。梅雨明け以後が被害の中心です。 殺ダニ剤の散布(葉裏に)が、必要。殺虫剤では効果有りません。

原因3 土のアルカリ化。
 ツツジ・サツキ類は酸性土壌を好みます。石灰を施すと、マグネシウムの吸収が悪くなって、葉緑素が作れなくなるので、葉が黄白色に成ってきます。
 直接サツキなどにやるつもりはなくても、近くのものに多くやっていると、同じ現象が起こります。
 また、良く見落とされているのが、鶏糞を施すことです。鶏糞の中には蛎殻が1割以上含まれていて、石灰を施しているのとおなじことに成ります。
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 ナ行の植物
【質問】 ニューギニアインパティエンスを毎年夏にだめにしてしまいます。どう管理したらいいのでしょうか。
【答え】 花は各葉の脇に作られるので、絶えづ成長を続け、新しい葉が作られ続けなければ、花を続けて咲かせることは出来ません。
元気に伸び続けさせることが、花を沢山咲かせるコツです。
生育適温は20〜28℃ 30℃以上になると生育が落ちてきます。夜間25℃以上が続くと、いやがりますがまあ咲き続けます。

光の量は植物にとってとても大事なこと。植物は肥料分と光で育ちます。
ニューギニアインパティエンスは光が強すぎると葉焼けが起こります。(気温の高いときに焼け易いです)。光が足りないと、花が咲かなくなります。
適量は曇り日の屋外の明るさくらい。 
原則として屋外の半日陰で栽培する。屋外では晴天日は半日陰、曇天日は100%の光を当てます。
部屋の中では、窓際で晴天日はレースのカーテン越しに直射日光を、また曇り日はカーテンを開けて直射で半日当てる位の光量が必要です。

肥料切れを起こさないように。・根詰まりを起こさないように。
購入した鉢は必ず鉢を抜いて根の詰まり具合を調べ、根が回っていたら鉢上げをする。土は水捌けの良い土を使うこと。インパティエンスの仲間はネコブセンチュウの被害を受け易いので、古い用土を使うときは注意。

夏はホコリダニが大敵。 梅雨明け後にはホコリダニが発生するものと思い、いつも注意していて、兆候が見えたらすぐに薬散する。(モレスタン水和剤、オサダン水和剤)

多くの方がだめにする原因は灌水を忘れてひどく萎れさせることでしょう。
一度の萎れで根が大きく傷みます。それで萎れやすくなり、つい水が多くなり根腐れとなるパターンでしょう。

 といっていつも多く水をやればやはり根腐れです。根に強いストレスを与えないようにすれば案外丈夫な花です。

私は吸水紐を使ってやっていますが良く咲くし驚くほど水を吸います。
水の好きな植物です。
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 ハ行の植物
【質問】フジの鉢植が咲きません。どう管理したら咲くでしょうか?
【答え】いろいろな原因が考えられます。主な原因と対策を並べてみましょう。
原因1 苗が小さすぎる。
 当然のことですね。条件が整っていても3年くらいは我慢しましょう。

原因2 日当たりが悪い。
 これは、日当たりの良い場所に移すしか有りません。夏でも半日以上の直射日光が必要です。日当たりが不足すると枝が痩せた感じになるので分かります。
 日当たりの悪い場所では、肥料をやっても太りません。

原因3 せん定の仕方が悪い。
 若い木に多いのですが、蔓がどんどん伸びますか?蔓が伸びるのでじゃまだから切ってしまう。フジは新しく伸びた芽の元の方3節にしか花芽は作られまません。ですから蔓が伸びる場合、最初5節残して切ってください。脇芽が伸びて来たら、今度は2節残して切ります。以後2節で切り続ける。
 秋に落葉してから、元の方3節残して、せん定します。

原因4 植替えが出来ていなくて、木が弱っている。
 植替えをしないで、ほっておくと、芽の伸びが悪く、新しい葉の出方が悪くます。 こうなると咲が悪くなります。若木は2年に1度。古くなった木は毎年植え替える様でしょう。 木の元気さの判定は、花が咲くとき、葉も程良く広がっているのが良いのです。花だけ出て、後から葉が出てくるようでは、木弱っています。植替えは、12月初めか、3月初めが良いでしょう。

原因5 夏の水切れ。
 フジは水が好きです。夏の夕方、水が切れてシヲシヲになっているのをよく見かけます。これでは咲かないに決まっています。朝やって夕方まで保たないのであれば、鉢皿を使うと良いでしょう。これに水が溜まるほどやれば、午後にはこの分を吸い上げます。いつも水が溜まっているようでは水が多すぎます。
【質問】フジ(地植)が咲きません。どう管理したら咲くでしょうか?
【答え】地植の場合、棚作りと蔓を出させない「木作り」があります。
どちらなのかに依って、管理法が違います。また、棚が小さすぎる場合どうするか等、条件別に分けた方がいいかもしれませんが、まあ原因別に考えて見ましょう。

原因1 苗が小さすぎる。
 当然のことですね。条件が整っていても3年くらいは我慢しましょう。

原因2 日当たりが悪い。
 これは、日当たりの良い場所に移すしか有りません。春から夏の終わりまで半日位の直射日光が必要です。日当たりが不足する蔓ばかりひょろひょろ伸びますが、花は着き難いです。

原因3 蔓が伸びすぎる。
 若い木に多いのですが、蔓がどんどん伸びますか?蔓が伸びてお互いに絡み盛り上がるように成っていますか?棚の面積が足りないのかもすれませんね。
 あまり蔓が伸びるようなら、11月下旬に根を切ってやりましょう。幹から40〜50Cm離れたところで根を切ってしまいます。

原因4 せん定の仕方が悪い。
 フジは新しく伸びた芽の元の方3節にしか花芽は作られません。秋遅く、落葉したら、元の方の3芽残して(この時点で慣れれば花芽の見分けがつくのですが)せん定し、枝を棚全体に配ります。棚の面積によっては、枝数も制限します。

 以上のご説明でうまく当てはまらない方は、個別に状況を伺わなければ分かりませんので、Mailでお尋ね下さい。

 棚を作らず、木のように仕立てる方法。
毎年、落葉直後に堀上、限られた根鉢よりも伸び出した新しい根を切りとり、そのまままた植えてしまいます。毎年このように新たに伸び出す根を切っってしまいますと、蔓は全く出なくなってしまいます。
【質問】鉢植えのプリムラ類の手入れの仕方は?
【答え】ともかく良く日に当てることと、こまめな花殻摘み。それに、肥料を切らさないことです。

 プリムラ類は花の期間が長いです。咲き始めたとき、その長い期間咲き続けるのに、必要なエネルギーのほんの一部しか持っていません。 咲き続けるために必要なエネルギーは太陽から貰わなければなりません。

 真冬でも、屋外に出して直射日光に当ててください。毎日4時間くらいは直射日光に当てたいです。

 日に当てる時は水をやってから当てましょう。
 冷たい北風に当てないように建物と風の向きに注意してください。

 肥料は液体肥料(3要素がほぼ同じくらい含まれているもの、特にリン酸を多く含む必要はありません)を1000倍に薄めて、3〜4日に1度水の代わりに、やります。

 花殻摘みを忘れずに。毎日日に当てる前に花殻や黄色くなった葉を取ってから、日に当てます。

夜は無暖房の屋内に取り込んでください。外で凍らせると時には枯らします。
【質問】プリムラ・オブコニカの花が終わりました。これからどうしたら良いでしょうか?
【答え】プリムラ類は多年草です。(ただ、マラコイデスは暑がって越冬困難ですから一年草と考えましょう)
 しかし、プリムラ類は今芽数が増えているのと、日本の夏が暑すぎるので、そのままでは、蒸れて枯れてしまう可能性が大きいです。

 オブコニカをよく見て頂くと芽が8〜10位に増えていますでしょう?

 花茎を全て切り取って、鉢から抜き、丁寧に芽を切り分けてみませんんか? 根が上手く付かない芽も出来るかも知れません。そんなに沢山増やしても仕方ないでしょう。
 3芽か4芽、良く根の付いた芽を1本ずつ、小鉢に取りましょう。

 涼しく、風の通るところで夏をこさせます。
 9月に入ったら、4号か5号に植え直しその後約1.5月くらいしたらもう一度大きな鉢に植え替えます。(1号大きく)
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 マ行の植物
【質問】マリーゴールドを畑に植えるのはなぜですか?
【答え】マリーゴールド(学名 タゲテス属)は中央アメリカに約50種の原種があり栽培種には3系統があります。全草に殺虫物質があり根の特殊な香気は線虫(ネマトーダ)の忌避効果があります。野菜栽培のコンパニオンプランツとして役立ちます。

マリーゴールドの最大の効果はジャガイモや大根など根菜栽培の困り者 土壌中の線虫(ネマトーダ)の駆除と忌避効果です。マリーゴールドの系統や品種ごとに効果があるネマドーダの種類が違うようです。 

畑で一番目立つのはエレクタ種(アフリカンマリーゴールド又は主にアメリカで育種されたのでアメリカンマリーゴールドとも呼ばれる)です。1M位に育つ事もある大型種で大きな黄色やオレンジのポンポンの花が特徴です。大根畑で見かけます。

パツラ種(フレンチマリーゴールド)はコンパクトで花色も豊富(赤系が加わる)で変わり咲きの改良が進み花屋の店先でお馴染みです。パツラ種をアブラナ科の野菜に混植するとモンシロチョウの忌避効果があります。キャベツ畑で見かけます。

テヌイフォリア種(メキシカンマリーゴールド)もあります。

マリーゴールドの生物農薬としての抑制物質は播種後3,4ヶ月経たないと生産されないのでちょうど開花最盛期頃に全草を畑の土に漉きこみます。
又最近は播種後40日で花芽を付ける品種もでています。この場合は長く花を楽しんでから漉きこみましょう。

園芸品のマリーゴールドはかなり丈夫な植物です。でも乾燥した環境ではハダニがひどくなり まるでくもの巣が張ったようになっている事があります。こんなにならないうちにダニ剤を散布しましょう。又ヨトウ虫やコガネ虫の被害を受けることがあるので殺虫します。

余談ですが ヨーロッパや中国で古くから利用されてきたハーブでコモンマリーゴールドと呼ばれ(別名 貧者のサフラン)食料 薬用 染料などに多く普段に用いられているのは キンセンカ(カレンジュラ オッフィキナリス)です。全く別の植物です。
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 ヤ行の植物
【質問】ヤグルマソウって二つあるんですか?
【答え】ヤグルマソウはユキノシタ科の山野草で日本全土とアジア東南部に自生しています。一本の葉がそれぞれ上部で五枚の子葉に分裂する姿がこいのぼりの先端に付ける矢車に似ている所からこの名前が付けられました。初夏に白い花を咲かせます。

一方ヨーロッパ東南部から地中海沿岸原産のキク科の植物で春に印象的な青い花(白色やピンク色もある)を付ける園芸植物も一般にはヤグルマソウと呼ばれています。但しこちらの植物は正しくはヤグルマギクです。明治中期に日本にやって来ました。紛らわしいのでこちらの花は是非ヤグルマギクとよびたいものです。
【質問】ヤグルマギクを大株に育てたいのですが
【答え】春にポット苗を買うのではなく自分で種を蒔き育てましょう。
発芽温度は20度位ですから9月のお彼岸過ぎ頃に種を蒔きます。10月半ばに定植します。
移植を嫌うので日当たりが良く腐植質に富んだ砂地に根づかせちゃんと冬の寒さにあてると大株に育ちます。
ヤグルマギクの青い花は古代エジプトの時代から多くの人々に愛されてきました。この花を乾かしたのがコーンフラワーでハーブティ―になります。トワイニング レディーグレイ紅茶にも入っています。是非地植えで大株に育ててください。
【質問】ユリの球根を植付けたいのですが。
【答え】ユリの球根は品種によりますが9月中旬頃から順次店頭に並びます。遅くとも10月中には植え付けます。ユリの球根は乾燥を極端に嫌います。お目当ての品種が出回ったら新鮮で黒ずみの無い大きな球根を買いすぐに植え付けます。売れ残りの値引き品を買うと悲しい結果になります。
 もしも地植えで育てたいのならば植付けの一ヶ月前までに準備を終わらせておかなければなりません。掘りあげた土に完熟の腐葉土を2割位加えPH6前後に整えます。ユリは特にウイルス病の発生が多発するので未熟有機物の投入は絶対に行なってはいけません。そして土壌微生物群を安定させる為にどうしても一ヶ月は必要なのです。
 ユリは品種によって必要な光の量が違います。一般にアジアンティック系(スカシユリ系)は日向を好み、オリエンタル系(ヤマユリ系)は半日陰を好む傾向がありますが、とにかく植物が自分に良い環境を選択します。一般的には西日の当たらない夏の暑さを避けられる場所が良いでしょう。気に入った環境では植えっぱなしでも毎年立派に花を咲かせてくれます。オニユリ系などにはこの傾向があります。場所選びが一番大切なのです。
 でも庭のデザインとして、どうしてもそこの場所にユリが欲しい時には、植木鉢で育てたユリを 植木鉢をカムフラージュしておいてみるのも楽しいものです。
【質問】ユリの球根を深植えにするのはなぜですか?
【答え】ユリの球根はとても乾燥を嫌います。そして夏の暑さも苦手です。只それだけではなくユリ特有の根の出方に最大の理由があります。
ユリは他の球根と同じように球根の下に下根が生えて水分を取り入れます。その後下根は縮んで球根を地下に引き下げる役割を果たします。ウイルスの発病を起こさない為に、土壌生物が少なく、より温度が低く、栄養物の少ない地下に移動するのです。
その後球根と地表との間に上根が生えます。上根は積極的に栄養を取り入れる役割を果たします。この上根が伸びるスペースを取る為に、つまり球根と地表との間を十分取る為に深植えにするのです。
地植えなら20CM、できれば30CM位深く植えると球根が長持ちします。
鉢植えでも10CM以上は深く植えます。深さの十分ある植木鉢を選び、植木鉢の中ほどより下になる位置に球根を植えましょう。
【質問】ユリを鉢植えで育てたいのですが?
【答え】近年ユリはオランダを中心に品種改良が進み、ウイルスやフザリウム菌などに対し耐病性が向上し、同時に色数も豊富になり、横向き上向きと多様な形質で、大形種、中形種、小型種の球根が販売されています。それぞれの用途に応じて、店頭 通信販売 インターネット販売などを利用して入手してください。

ユリの栽培には大きな深い植木鉢が必要です。大型種の場合は7号鉢で一個位の割合です。
大鉢の底を鉢底網で塞ぎ害虫の侵入を防ぎます。
最初に植木鉢の底が見えなくなるまで赤玉土の大粒を入れます。赤玉土は未使用の清潔な物を使います。

次に、市販の培養土に赤玉土の大粒を一割加えた用土を植木鉢の三割位の深さまで入れます。市販の培養土は野菜用や有機物を多く混入したかなり高価な物は不適当です。むしろ肥料が含まれている物でも含まれていない物でもどちらでも良いのですが、安価な物で十分です。

ここに球根を置き植えていきます。
植木鉢の縁から2〜3CMの水のり(ウォータースペース)を空けてユリの球根の位置が植木鉢の中間より深い位置で地表から10CMは深い所になるように植えつけます。
この時の植え込み培養土は 市販の培養土に緩効性の化成肥料を加えておきます。

植え付け後はたっぷりと水を与えます。

ユリは乾燥を嫌います。あまり乾燥しない程度に水管理をします。ある程度の苗になるまでこの管理を続けます。
その後ある程度大きくなったら液肥や緩効性の化成肥料を加えて育てます。ことに大株のオリエンタル系(カサブランカなど)のユリは長く肥料を切らさずに育てると立派な花を咲かせてくれます。

でも一番大切な事はどこで育てるかです。
とにかく日光不足では良い花は咲きません。でも西日は嫌いだし、夏の暑さも体力を弱らせます。植木鉢の置き場所を変えながらユリにとって育ちやすい場所を探してください。

花が終わったら来年の準備が始まります。
花後の栄養が不足すると来年の花は望めません。しかし一方では、養分と日光が十分だとウイルス病を発病しやすくなります。
何でも少し足りない位が一番良いようです。

過不足無い肥料を与え、過不足ない水管理をする事はとても難しい事ですが、とにかく葉っぱを良く観察してユリにとって育ちやすい環境を整えてあげましょう。
【質問】春になってもユリの芽が出てこないのですが?
【答え】ウイルス病を発病し既に球根が腐れてしまっている可能性があります。又出て来た葉が 奇形によじれていたり、葉の色がおかしい時もウイルス病を発病している事があります。その時は他の球根に害を与えるので、隔離して様子を見るか、すぐに球根ごと抜き取って焼却処分にして下さい。

ユリはウイルスに感染しやすい性質があります。特にヤマユリは開花可能な大きさの球根になる頃には、既に9割がウイルスに感染していると言われています。その為ウイルス病を発病させない管理が必要です。平たく言えば ≪無病息災を願うのではなく、持病を持ちながらもそれなりに元気な状態を目指す管理をしよう≫ と言う事になります。

ウイルスはアブラムシが媒介しています。又、蕾に白い綿の様なアオバハゴロモの幼虫が付きます。これは手でつぶそうとするとピョンピョンと飛んで逃げます。このような害虫は殺虫剤で駆除します。

ウイルス病は日照多量で、高温で、養分があると発病します。場所によって夏は寒冷紗で遮光します。

花後は繁殖の為の種子が必要で無い場合は花首から切り落とします。この時期は葉の光合成で作った養分を球根に集め、来年の準備をします。この時一番気を付けなければならないのは 葉の働きが終了し黄色になる頃には、土の中に余分な肥料が残っていない様に使い切っている状態にする事です。その為には少し肥料が足りないと思うくらいが良いようです。

現在栽培されている園芸品種の多くは日本の野生種を元に作り出されました。日本はユリの故郷です。日本の野山にも 家庭の小さな空間にも 日本の風土には ≪百合≫ が良く似合いますね。
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 ラ行の植物
【質問】ラナンキュラスは蛙とどんな関係があるのですか?
【答え】ラナンキュラスと言う名前はカエルのラテン語(rana)に由来して名付けられた学名です。キンポウゲ科ラナンキュラス属は世界に280種、日本にも26種あります。
花言葉<晴れやかな魅力>が示すように 幾重にも重なった透明でこの上も無い美しい花は誰もが虜になってしまいます。こんなに稀有な美しい花の名前がカエルに由来すると言われても想像出来ないでしょう。
実は大抵のラナンキュラスの自生地は沼地や湿地など水の多い場所です。その為その様な環境を好んで生息するカエルのラテン語(rana)にちなんで名付けられたのです。
ところが大変皮肉な事に現在園芸種として多く栽培されているラナンキュラス・アジアティクス種の自生地はラナンキュラスとしては大変珍しい乾燥地です。小アジアからシリア、イスラエルで年間降水量が300〜500mm前後の乾燥したステップ気候地帯で雨季にしか雨らしい雨が降りません。
名前に惑わされる事なく、乾燥したタコの足のような球根を購入したら ゆっくりと吸水処理をしてステップ気候に合わせた管理をお願いします。
【質問】ラナンキュラスの球根を買って植えたのに芽が出てこないのですが悪い球根だったのですか?
【答え】いいえ。球根に問題があったのではなく、ラナンキュラス独自の球根の吸水処理を行なわなかったからです。ラナンキュラスの自生地は年間降水量が300〜500mm位のステップ気候地帯です。乾季は乾いた球根で休眠しています。10月頃に球根を入手しそのまま地植えをすると、急激に水分を吸収して破れて腐ってしまいます。そこでタコの足のような形の干乾びた球根を入手したら、特別な吸水処理をして発芽させてください。
ポットに湿らせた砂やバーミキュライトなどの清潔な土を入れ、そこに球根を入れて徐々に吸水させ発芽させるのがコツです。発芽適温は10度〜15度で発芽には2〜3週間を要します。夜間の温度は5〜10度が良いので、夜は冷蔵庫の野菜室を上手く利用すると良い結果を得られるようです。
本葉3枚前後まで育ててから定植します。
【質問】ランタナの花色は変わりますか?
【答え】ランタナの花の色は品種により、時間の経過に伴い変化していく物とずっと変わらない物があります。コバノランタナの花色は変わりません。
多く流通しているシチヘンゲ(七変化)という品種は白や黄色に始まり、オレンジや赤を経て、ピンクや赤レンガ色に変わっていきます。外側から先始め徐々に内側の蕾が長い日数を要しながら開花して行きます。その為 ひとまとまりの花(花序)の中に 先に咲いた外側の花色、今満開の花色、咲きかけの花色、そして中心部の蕾の色、それぞれが異なる結果になります。
ランタナ類はどの品種も日光が大好きで、直射日光を十分与えるほど花色が鮮明になり庭を明るく飾ってくれます。
【質問】ランタナの開花株のポット苗を買い、植え付けたら花が落ちてしまう。
【答え】ランタナは周年生育・開花する植物です。花壇用のポット苗は3〜5月、鉢花は5月に一番多く出回っています。ランタナには全草に細かい毛があり葉に触れただけで皮膚炎を起こす人もいます。ゴム手袋をはめて植物をあまり揺すらない様に植えつけて下さい。又ランタナは特に根をいじられるのを嫌います。ポットにぐるぐるに回っている根を崩す時は、あらかじめバケツなどに水を張っておき その容器の中で軽く古土を落とす程度で済ませてください。
それほどまでに気を使っても 植物がそれまで栽培されてきた場所と植え付けた場所との温度や日照時間などの環境の変化と 今までとの水遣りの違いなどでどうしても花びらが落ちます。
出来る限りやさしく取り扱っても花が落ちた時は『植え替え時には一度は花を落としてしまう植物だ』と、おおらかに見守ってください。
やがて脇芽が伸び、その先端に次の花が咲いてくれます。
水切れを起こさない事を最優先に注意を払い、観察を継続し管理してください。
【質問】 ランタナがあまりに大きくなり過ぎて暴れて困っています。
【答え】ランタナは原産地の熱帯アメリカでは畑を荒らす雑草として嫌われています。オーストラリアでは栽培禁止植物です。

日本で一般にポット苗で市販されている物は、大抵矮化剤でコンハクトに仕立てられています。その矮化剤の効き目が切れると、とたんに大きくなりだします。矮化剤の効き目は約1年です。

植え付けてひとしきり花が咲き終わったら、思い切り剪定してください。その後から伸びた枝の先端に次の花が咲きます。剪定をためらっていると暴れてしまいます。

晩秋には基部だけを残してばっさり剪定し、冬越しさせます。

余談ですが、コバノランタナの方がより耐寒性があります。
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 ワ行の植物
【質問】ワスレナグサはお別れの花ですか?
【解答】ワスレナグサはムラサキ科の多年草です。
英名は(Forget-me-not)独名は( Vergissmeinnicht)つまり『私を忘れないで』です。
この花は 旅立つ人への餞別の花 恋人同士がうるう年の二月末日にお互いにやり取りする花 親しい人の墓に植える花として多く使われています。

でもそれだけでは無く相手に対する『誠実』『友愛』の意を表す花として広く用いられています。
水揚げ 花持ちが良く 青色 ピンク 白の小花はアレンジにも使いやすい花です。
お別れの花と用途を狭めてしまう必要は無いでしょう。

花としてはどちらかと言えば地味で変哲の無い小花です。でもこの花は何んと哲学的な深い自己主張をする名前を与えられてしまった事でしょう。
『私を忘れないで』この花言葉を与えられた小花は さりげなくこれから先も多くの国で永く人々に愛され続けていくことでしょう。
【質問】ワレモコウの草丈が伸び過ぎて倒れて困ります。
【解答】ワレモコウには草丈の低いヤクシマワレモコウやタンナワレモコウがあります。普通種を育てると1M以上になり倒れやすくなります。草丈を低くして花を咲かせる為には 6月下旬から7月上旬に台切りします。約三分の一に切り戻して下さい。
バラ科の植物なので、小さく仕立てたくて肥料を控えたり、日照不足、水切れを起こさせると花が咲きません。
【質問】ワレモコウがうどん粉病に罹ってしまう。
【答え】ワレモコウは、日当たり 風通しが悪いとうどん粉病に罹りやすい植物です。又結構肥料食いです。
3月頃に株分けと施肥を行います。その時あまり小さく株分けすると 花付きが悪くなるので大振りに分けましょう。株分けは5月〜6月にも、秋にも出来ます。株の成長を見て必要な時に行なって下さい。

植物の葉の表面はクチクラ層(Cuticle)に守られています。女性の方には キューティクルと訳した方が良くお分かり頂けると思います。健康で張りのある植物の葉面には、うどん粉病の菌糸は着きません。だからうどん粉病の予防は、丈夫に育てる事に尽きるのです。
常に株元を綺麗にし 必要な追肥を与え 西日や夏の暑さは苦手なので、真夏は寒冷紗で保護し、とにかく元気に育てましょう。

それでも軽度のうどん粉病を見つけたら ジャージャー水をかけて流します。うどん粉病の胞子を流す事が出来ますし、水の膜が新たな菌糸の着生を阻み それ以上の感染を抑える事が出来ます。
さらに規定の倍率に薄めて殺菌剤の散布が必要です。
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 種まきについて
【質問】 一年草のタネの蒔き方はどうするのですか。(種まき総論)
【答え】タネまき〜苗の育て方
 草花を花壇やプランターで栽培しようとするとき、ポット植えの苗を買って植え付けることが多いと思います。
 それはそれで充分理由はわかるのですが、しかし、市販のポット苗は根が廻り過ぎて根詰りしはじめていたり、品種的に花壇向きとは云えないものであっったりして、自分でタネを選んで蒔く方が良い結果がえられることが多い物です。

 草花のタネを蒔く時期
 春のタネまきの時期は春の彼岸から5月末迄くらいです。春の彼岸頃はまだ温度が十分に上がっていないので、発芽し難いものもあります。あまり急がず十分気温が上がってからまきましょう。
 春まきの草花はほとんどの種類が生育に必要な温度があれば育ちます。秋と違って生育時間は十分あるので春の種まきの適期は長くなります。
 秋のタネまきは日中の温度が18〜20度になる9月中下旬が適期です。寒くならないうちに苗を越冬できるだけの大きさに育てなければなりませんし、大きく育て過ぎると耐寒力が下がるので、適期の幅が狭く、気をつけなければなりません。

 植物の種類によっては日が短くならなければ花芽が作られないものもあります。そうした性質も蒔く時期と関係してきます。

 種類、品種選び
 同じ種類のものでも、品種によって草丈・花の色・花の型・開花時期などに大きな違いがありますから、品種選択には充分注意しましょう。大手の種苗会社のカタログを取り寄せて検討すると良いでしょう。

 タネをまく
 タネのまき方を大きく分けると A-直まき B-鉢まき C-ポットまきの3つになります。
 A 直まき ヒマワリやアサガオのように大きなタネや直根性で根を切られることを嫌うタネ類では直接花壇などにまきます。また小さなタネでも安価で丈夫な種類では手が省けるので直接まくこともあります。これを「直まき」といいます。
 B 鉢まき 最近の花のタネは高価ですから、なるべく無駄にしないように普通は4〜5号の平鉢にまきます。苗の必要量が多い場合は平箱を使います。発芽したての苗は伝染性の病気に弱いので苗の時病気になり易いものは数鉢に分けてまけば、病気が出ても全滅することを避けられます。本葉が出始めた頃あるいは本葉2枚位までに育苗箱や3号ポットに移植します。この方法を「鉢まき」といいます。
 C ポットまき 移植を嫌う種類で弱いタネや多くの数の苗を必要としない場合、直接2.5号程度のポリポットに数粒ずつ蒔き、何本か発芽したら育つに従って間引きしながら苗を育てます。この方法を「ポットまき」といいます。
【質問】 直まきの方法は?
【答え】 直まき(じかまき)の方法 比較的大粒の丈夫なタネは直接花壇やプランターなどに蒔きます。
 花壇などを耕したり堆肥を下に入れたりの栽培準備が出来た所に蒔きます。
一ヶ所に2〜3粒づつ、1Cm位の深さに蒔きます。蒔いたら十分水をやっておき、発芽まで乾かさないように気を付けてください。
 発芽し始めたタネを乾かすと発芽率は非常に低くなります。
 株と株の間隔など後で変更できませんから、よく考えて蒔きましょう。
 本葉が見えてから健全な苗を残して間引きします。
【質問】 鉢まきの方法は?
【答え】  用意する物
 鉢は家庭向きには5号の平鉢(半鉢とも言う)が良いでしょう。
 用土は、赤玉土(小粒)が使いやすいです。
 それから、赤玉土を「微塵抜き」で篩って下に落ちた土を0.8mm位の細かい目の篩でもう一度篩い、本当の粉だけ抜いた小粒の赤土を日頃から用意しておきます。(ここではこれを種まき用土と呼んでおきます)

 鉢に赤玉土を入れて均し、その上に3mm位種まき用土を載せその上に種を蒔きます。
 普通のタネは1袋を1鉢に蒔きます。これから40〜50本の苗が取れます。(俗に絵袋と呼ばれている袋のことです)
 種を蒔いたら、タネが見えなくなる程度に種まき用土で覆土します。

 タネの種類によっては光が無いと発芽しないものもあります(光発芽)そのような種類(例、キンギョソウ、サクラギソウ、デージー、ローダンセ、プリムラ類)は覆土しない事になっていますが、極薄く種まき用土を掛けた方が苗が倒れたりしなくて良い物です。

 水やり
 タネをまいたまき鉢に水をやる方法は鉢底から腰水で吸わせます。絶対に上からかけないでください。勿論雨に当てることも厳禁です。
 その後の管理
 新聞紙を鉢よりやや大きく切って載せておきます。
 タネを割って芽が出始めたら半日陰の所に出します。モヤシにしないように注意してください。
 カビの兆候が見えたら出来るだけ早くその部分を取り去りましょう。
 立ち枯れ病が見えたら、即ポットに移植します。(本葉は開いて無くとも移植します)

 移植
 平鉢にまいたものは本葉が見え始めたら一度移植します。育苗箱に3Cm間隔程度に移植し、葉と葉が触れ合う位になったら種類によって、或いは花壇の都合によってはそのまま花壇に定植するか、ポリポットとに取って3〜4 週間後に定植します。その間薄い液肥をたびたび与えます
 育苗箱に移さず、本葉が出始めた所で直接ポリポットに取るのも良い方法です。
【質問】 ポットまきの方法は?
【答え】ポット蒔き
 タネが比較的大きく、苗を数多く必要としない場合にとられる方法です。

 用意する物
 2.5号ポリポット。底網(網戸の網を切った物が使いやすい)。育苗箱。
 用土は赤玉土小粒に腐葉土(4〜5mm目の篩に通し1.2mm目程度の微塵抜きで「粉」を除いておく)を3割ほど加えて物。
 それから「鉢蒔き」の所に出てくる「種まき用土」。

 ポットの8分目まで用土を入れたら、その上に3mm位種まき用土を入れタネを蒔いて種まき用土で覆土します。厚みはタネの厚さの3倍位が標準。

 底から水を吸わせて、十分表面が濡れたら、育苗箱にきっちり並べます。
上から新聞紙をかけておき、発芽が始まるまで乾かさないように、底から給水してください。

 発芽が始まったら早く明るくし、腰高苗にしないよう注意してください。
本葉が見え始める頃から間引き。本葉が出てきたら薄い液肥をやります。
水やりで苗を倒さないように、水差しで苗の周りに輪を描くようにやりましょう。
雨には当てないこと。
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 苗の定植
【質問】 苗を定植するときの注意は?
【答え】苗の定植
 苗を定植する場所は、定植2ヶ月くらい前に堆肥などを加えてよく耕しておきます。
 土の酸度調節が必要ならばこの時に行ってください。

 植え付け間隔
 株どうしの間隔は、草丈20cm以下のものは15cmぐらい。
 20〜60cmのものは20〜25cm 、草丈60cm以上のものは40〜50cmとする。
 浅植えにならないように注意し、植え付け後は十分に水をやっておきます。

 植え付けるときの注意
 ポットから苗を抜いたとき根が沢山見えたり、部分的にうす茶色になっている根が見られる場合は必ず根をほぐしてから植えましょう。
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 腐葉土について
【質問】腐葉土ってどんな働きをするのですか?どんな腐葉土は良い腐葉土なんですか?
【答え】腐葉土にはいろいろな働きがありますが、一番大きな働きは、用土の中に適度な大きさの空間を作ることでしょう。これによって水はけが良くなり、通気が良くなるため、根の発育が良くなり、株の育つが良くなります。

 土が締まるのを防ぐと言われることも、同じ事です。
 その他に、腐葉土は有機物ですからバクテリアやカビのエネルギー源、栄養の供給源になり、土の中の微生物群が発達し、土が健康になる効果も期待できます。

 大きな木が広い土の中から吸収した、植物にとって大切な微量要素を使いやすい形で持っていて、新しい植物に供給する働きも見逃せないでしょう。

 良い腐葉土というのは、十分腐っていながら、形状を保っていて、軟らかいけれど空間を作る力を持っているものです。
 具体的には、目で見てすぐ葉の種類が識別できること。(これは形状を保だけの構造的力が残されているので、土の中で空間を作る働きを備えていることの証です)
 厚さ7〜8Cmの束状にして持って、両手でわけなくちぎれること。(未熟の腐葉は、繊維がしっかりしているので、よほど力のある人でも簡単には切れません)。
 未熟ではいけない理由は、熱帯夜が続くようになるとバクテリアが急速に分解し始めます(生の方が栄養があるので)。この際多量の肥料分を使い土の中の酸素を消費します。この時期、植物の根も多量の酸素を必要としますが、バクテリアの方が強力に酸素を奪ってしまうので、根は酸欠を起こし枯れます。これが根腐れの原因です。また、肥料不足にも陥ります。

 未熟な枝の粉砕物の混じったものなどではシラキヌ病を持ち込むおそれも多分にあります。(腐葉土と称して、せん定くず=木の枝の粉砕物が沢山入っている、堆肥を売ってる場合が見られるが十分注意しなければなりません)
【質問】腐葉土の作り方を教えてください。
【答え】腐葉土にする原料は、クヌギの葉が厚みがあって最適です。コナラの葉も良いですね。しかし都会では、これらは得難いですね。知人などから貰えればいいですが。ケヤキの葉はやや薄く、一寸落ちますがこれなら場所によっては手に入り易いかもしれません。街路樹などでずいぶん使われていますから。いずれにせよ落葉広葉樹の落ち葉が良いです。針葉樹の場合は腐りにくいので避けた方がいいでしょう。銀杏の葉も油分があって腐りにくく適しません。

 或る程度量を沢山作らないと腐らせ難いです。

 場所、または容器。 地面の上(コンクリートの上ではなく)に四角く升囲いのように板などで囲って作るのが良いでしょう。50Cm角位が手頃ではないでしょうか。これで容量125リットル。落ち葉は落ちたばかりのものでは、強く袋に詰めて250〜300リットル必要。

 化学繊維の織物で作った四角や円形の入れ物が売られています。これもいいでしょう。 プラスチック製の漬け物樽の大型な物を使う手もありますが、通気が悪いのと、水分が下に沈み底の方はびしょびしょに腐る点が問題です。底に沢山穴をあけておけば使えそうに思います。  落ち葉100リットル(袋にある程度押し詰めた量で)の米糠2Kg位用意し、落ち葉を湿らせ米糠を振りかけながら良く混ぜます。 それを軽く踏み込むような形で枠などの中に積み込み、上から雨水が入らないようにシ−ト等をかけておきます。2〜3ヶ月に一度全部出して混ぜます。外と内側の湿り具合が違うでしょう。均一になる様気を付けながら積み直します。
 かさかさ乾いていたら水を加えます。グショグショさせてはいけません。程良い湿りに保つのがコツです。

 こうして、2年位すれば、良い腐葉土となります。腐葉土と言いますが、本当は腐葉です。「土」になってしまっては効果半減です。程良く腐ったところで腐りを止めるために、乾燥してしまえば、そのままかなり長い期間保存可能です。
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 用土の再利用法
【質問】プランターなどの一度使った土はどうするんですか?
【答え】 プランターや鉢を少量しか使わない方は、植えてある物が終った後は、プランターや鉢から用土を取り出して、土を崩し、根や地上部を除きます。
 その時注意して根を見て下さい。根に瘤があったら(マメ科植物の場合は瘤があるのが普通です。これは気にする必要なし)その土は分けて取っておきましょう。

 正常な用土は、その後1ヶ月から2ヶ月くらい雨の当たらないところに置いてカラカラに干し上げて下さい。再利用するときは0.5〜0.8mm目のフルイでふるって細かい微塵を除いてから使います。
細かいフルイは「裏ごし」や「絹篩」でも代用できます。

1mm目以上の荒い物でふるうと微塵が取れすぎて、肥料持ちの悪い土になり生育が悪くなりますから注意しましょう。

 ふるった土に腐葉土や牛糞堆肥を3割ほど加えてよく混ぜ、適度に湿らせてから、植物を植えます。

 根に瘤があった土は、「線虫」の恐れがあります。ベゴニアやインパチエンスに出やすい物です。半乾きにして「NCS」で消毒してから使うと良いでしょう。「NCS」は園芸店で売っています。使い易い物です。
 良く説明書を読んでお使い下さい。
【質問】 プランターなどの一度使った土は捨てなければいけないのでしょうか?
【答え】 捨てる必要はありません。再利用しましょう。
 庭のある場合です(少量、或いは庭のない方は”その2”をご覧下さい)
 底も蓋もない樽状の物を2個用意します。(商品名タイヒメークなどを利用すると楽。大きさは1年間に出る廃土の2倍近い容量が欲しい)ここでは樽と呼んで置きます。

土の上(コンクリート上は不可)に樽を据えて、廃土が出たらその中に投入します。廃土は根鉢など良く崩して、荒い根や堅い茎などはざっと取ってから入れて下さい。

秋の終わりにその廃土を全部出し、一年間で溜まった廃土の3割程度の量の堆肥或いは腐葉土をよく混ぜて、又樽に積み込みます。
一ヶ月に一回位の間隔でいったん全部出して良くかき混ぜ、又樽に入れておきます。

 このとき水分を調べ適度に湿っているように、乾いていれば水を加え、湿りすぎているようならば雨よけをします。

 新しく出る廃土は、別の樽の方に入れます。
 3月半ばからの新しい春の植え物は、この土を使って植えます。
 もうお分かりのように、土は交互に使うわけです。

これで注意することは、堆肥です。「豚糞堆肥」など肥料成分の多いものは避けて下さい根が焼けることがあります。

 根腐れを起こし易く、排水性の良い土を要求する物の用土は”その2”の処置法を参考にして下さい。
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